植栽や樹木が外構デザインのポイントになる場合に一番考える所は、背景になる部分です。何色でどんな素材を背景にもってくるかで、その前に植える樹木のイメージや印象が大きく変わります。

なるべくなら単色で落ち着きのある素材感で背景を設え樹木の枝葉の柔らかで繊細なラインを浮き出るように、植えた樹木の右又は左側に必ず余白を造り、よりラインが美しく際立つように造作する物についての収まりや割合を考えて植栽をしています。

余白を設けることで昼間は日射しを浴びた植物、樹木の影が映り込み立体感が出ますし、夜間はスポットライトの光で余白に木々の幻想的な影を映し風情をかんじる空間になります。

単純に植えて彩りを楽しむのもいいですが、あえて余白を設けることで映り込む影も風情として楽しんでもらいたいという想いがあります。

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