名古屋での外構づくり~フェンス編2~
名古屋での外構づくり~フェンス編2~
それではフェンスの適正な高さについて考えていきましょう。
一つの基準となるのが人の目線の高さです。
例えば身長が1.7mの人の目線の高さは凡そ1.5m~1.6mぐらいでしょうか。
遮りたい方向に対してそこからの目線以上のフェンスを設置すればしっかりとした目隠しフェンスをつくることができます。
道路を歩く人の目線を遮りたい場合はその道路からの高さで、お庭にいる隣人からの目線の場合はそのお庭の高さから上記の寸法程度が必要なフェンス高となるでしょう。
目線を超える高さがあると「囲われた安心感」が得られますが、同時に「圧迫感や」「閉塞感」を感じる場合があることも考慮しなくてはいけません。
見上げる程度のフェンス高の場合10㎝の差でも受ける印象が大きく変わります。しっかりとした目隠しが欲しいばかりに安易に高くしてしまうと、居心地の良さが軽減するので気を付けましょう。
特に空間が狭く日当たりがよくない状況ではそういった印象を受ける可能性がありますので、設置前にメジャーなどで実際の高さをイメージすることをお勧めいたします。
高さに関してもう一つお話をいたします。
それは「自分がどこに居るときの目線を遮りたいのか」ということも大切な条件だということです。
例えばウッドデッキやタイルテラスの場合、室内の床高ぐらいまで高さを上げるケースが多くあります。地面から大体40㎝~50㎝程度は高くなるでしょうか。その際は周りからの目線をより多く受けることになりますので、フェンスも高くしていく必要があります。また室内に居るときの目線を考える際も同様です。
フェンスの高さを決めるときに、すべての条件を満たすことが難しいケースがあるかもしれません。そういった時は何を優先させるかを考えましょう。
デッキ(室内)に居るときの居心地を優先したいのか、お庭でお地面の高さに居るときを優先したいのか。
高さを決める際はそういったことへの配慮もひつようとなります。
次回へつづきます